なんだか、いつのまにか、100億円1000億円どころか、
 1兆円とか10兆円とかっていうのが、
 たいしたことない数字のような気分になってきた。
 いままで生きてきて、
 いちばん大きな数字を想像している。

 ちょっと恥ずかしいけれど、言いましょう。
 一万円札の登場は、ぼくの小学生時代でした。
 この数字が無限大のように思えて、
 家でおずおずと質問してみたのでした。
 「おとうちゃん、うち、いちまんえんある?」
 まさか、そんなものあるはずがないと想像しつつね。
 そしたら、「あるよ」と。
 びっくりしたなぁ、あん時は。
 「そんなにあるのかぁ、我が家は」と思っちゃったよ。
 そんな小学生が、いまじゃぁ、
 「そこの10兆円くらは、なんとかなるんじゃないか」
 なんてことね、ずいぶん太っ腹なことを言ってる。

Notes

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